亜鉛ってどんな栄養素?

ママ友ちゃんママ友ちゃん

管ママちゃん!管ママちゃん!
こないだ聞いた免疫力の話だけどさ、そのなかで出てきた亜鉛っていったい何なの?
金属の種類かなんか?


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

ママ友ちゃん・・・
金属食べようってあたしが勧めるわけないでしょ!
亜鉛はミネラルの仲間だよ。
ビタミン・ミネラルを摂るとからだにいいとか聞いたことはあるでしょ??


ママ友ちゃんママ友ちゃん

あぁ!ミネラルね!
知ってる知ってる♬
ミネラルウォーター飲んどけば大丈夫でしょ!


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

(あれ、このリアクションパパと一緒だわ・・・)

ミネラルってなに?亜鉛もミネラルのひとつなんです!

亜鉛は微量ミネラルに含まれ、からだの中にごくわずか存在しています。

少量でも、エネルギーの生産や新陳代謝を促進してくれたりなど、わたしたちのからだにとって必要不可欠な栄養素です。

ミネラルは種類によって、過剰になりすぎたり、不足しがちだったり・・・

適量を意識するのが難しい栄養素かもしれません。

でも、どんなものがわたしたちのからだに必要で、どんなはたらきをしているのか知ることはとっても大切なことなんです!

亜鉛の知られざるはたらき!子どもの成長にも欠かせません!

亜鉛には様々なはたらきがあり、酵素のはたらきをサポートしたり、たんぱく質の合成や、わたしたちの遺伝子情報にも関わっている栄養素です。

また、女性にはうれしいコラーゲンの生成を助けてくれたり、性ホルモンの分泌を助けてくれるので、月経前症候群の予防や、不妊の改善にも効果があるとも言われています

もちろん子どもの体重や身長など、成長にも欠かせないミネラルで、傷の回復にも必要とされています。

他にも以下の効果があると言われています。

●皮膚の形成
●免疫力を上げる
●神経の伝達にも関与している
●味覚や嗅覚、視力を正常に保つ
●成長障害の予防にも
●抗酸化作用もある   など

 

亜鉛不足には注意!亜鉛は不足しやすい栄養素・・・

亜鉛は過剰より、不足するリスクのほうが高い栄養素です。

欠乏症として有名なのは、味覚障害や、皮膚への異常ですが、免疫力の低下により風邪など感染症にかかりやすくなってしまいます。

また、汗で排泄されてしまうため、激しいスポーツをしている人は不足しやすいとも言われています。

他にも以下の効果があると言われています。

●成長障害
●骨や免疫、神経などの障害リスク
●色素沈着
●前立腺肥大など男性の生殖機能の低下
●摂食障害やうつ病、不安症などの精神系の病気のリスク など

また、甘いものやお酒が好きな人も不足しがちで、意識的に亜鉛の摂取を心がけるのがいいですよ。


妊活にも役立つ!亜鉛は赤ちゃんとママを守ってくれる栄養素!

ママ友ちゃんママ友ちゃん

ほんと亜鉛って働き者だわ~!
あたしの分まで仕事してくれないかな~


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

ママ友ちゃんが思っている以上に亜鉛はもう助けてくれているんじゃない?


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

管ママさん、亜鉛ってどのくらい摂取したらいいんですか?
わたし妊活中なんですが、気を付けたほうがいいことってあります?
妊娠してからでも大丈夫なんでしょうか??
あと・・


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

待って!心配しょう子ちゃん!
いったん落ちついて深呼吸しようか!


ママ友ちゃんママ友ちゃん

大丈夫!大丈夫~!
心配しすぎだって~!
というか心配ちゃんいつからいたの?


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

ママ友ちゃんはもう少し周りを見るようにしようか・・・


亜鉛は妊活中から産後まで、また、赤ちゃんにとってもとても大切な栄養素です。

亜鉛は受精時にも妊娠をサポートしてくれる力があると言われています。

ですので、妊活中のママパパにもしっかり摂取することがおススメです。

妊娠してからも、免疫力が低下しているママを病気から守ってくれたり、早産の予防や赤ちゃんの免疫力UPにも関わっています

亜鉛はからだの中に長い時間とどめておくことができない栄養素なので、こまめに摂取するのがいいでしょう。

亜鉛を多く含む食材はどんなもの?

ママ友ちゃんママ友ちゃん

それで実際なに食べればいいの?
管ママちゃん!


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

あとどのくらい食べたらいいんでしょうか??


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

そうだね~
たんぱく質の含まれているものに亜鉛って含まれていて、
一日の必要量としは大人の男性で10~12mg
女性で7~9mg程度と言われてるんだよ。


ママ友ちゃんママ友ちゃん

ミリグラムって凄く小さいじゃ~ん!
まず、そこまではかってられないんだけど~!


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

ママ友さん、ミリグラムは大きさじゃなくて重さですよ。


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

・・・大丈夫よ、ママ友ちゃん。
細かく計算しなくても、何に入っているのか意識できればそれだけで全然ちがうから。

魚介類は亜鉛を摂るのに最適!

魚介類で有名なのは、海のミルクとも言われている牡蠣です。

牡蠣を5~6つ食べるだけで、大人が一日に必要な亜鉛の約半分程度は摂取することができます

(ちなみに100g食べると男女ともに一日の必要量を満たすことができますよ13.2mg/100g

牡蠣以外にも、魚介類には亜鉛が含まれているものが多く、うなぎや貝類、わかめ、昆布などもおススメです。

意外にも肉類には多くの亜鉛が含まれている!?

肉類にも亜鉛が含まれています。

特に多いのは牛肩ロース(5.7mg/100g)牛もも赤肉(5.1mg/100g)や、
豚レバー(6.9mg/100g)などがおススメです。

亜鉛はたんぱく質を含む食品に含まれています

ですが、肉類は種類によって脂質が多いものもあります。

脂質の少ない赤身肉を選ぶのがポイントですよ。

業界類や肉類以外で亜鉛が摂取できるものはこんなもの!

魚介類や肉類以外にも、卵やごま、アーモンドなどのナッツ類、大豆製品の納豆や油揚げなどにも含まれています。

たんぱく質が含まれているものといっても、加工食品にはミネラルの吸収を阻害する添加物が含まれているものも多いので、注意が必要です。

また、亜鉛の栄養をしっかり吸収しからだに活用するためには、ほかの栄養素もバランスよく摂取することもとても大切です。

一種類の栄養素に偏りすぎず、様々な栄養素を摂取する意識を持ちましょう。

管理栄養士ママ管理栄養士ママ

食事からの摂取で不足する場合は、サプリメントを上手に活用してみましょう!


つむつむの今回のまとめ

つむつむつむつむ

どうだったかなぁ~


つむつむつむつむ

今日もママたちはママ会で楽しそうだよ~


つむつむつむつむ

亜鉛って名前はよく聞くけれど、実際どんなはたらきをしているかって、知らない人が多いよね~


つむつむつむつむ

細かい量が分からなくても、どんなものに含まれているか知っているだけで、食卓が豊かになるんだよ~


つむつむつむつむ

もちろん大切なのは、バランスよくいろいろな栄養をとれるように、いろんな食材を食べることが必要なんだね~


つむつむつむつむ

最後までお話を聞いてくれてありがとね~ ばいば~い(^_^)/~