2歳の赤ちゃんの成長

心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

管ママさ~ん
あの~
私の甥っ子が今年2歳になったんですけど、なかなか大変みたいで~


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

2歳頃だとまさにイヤイヤ気真っ盛りって感じだよね~


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

そうなんですよ~
それで姉も結構疲れちゃっているみたいで
特にごはんを食べてくれないみたいで・・・
それで管ママさんに相談だったんですよ~


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

なるほどね~
2歳くらいになるとどんどん自我が強くなってくるからね~
ちょっとでも思い通りにいかないと駄々こねちゃって大変だよね・・・
でも、食事や栄養の観点から少しは改善につながるようなアドバイスもあるよ~

2歳の赤ちゃん~身体的な成長~

1歳児と同様、緩やかに、でも確実に成長しています。

2歳頃になると、第2乳歯といった歯が生えそろってきます。

この頃から、徐々に本格的に咀嚼をすることができる様になってきます。

ですが、まだまだ、顎も発達途中で、口の大きさも小さいですよね。

消化機能も徐々に成長していますが、まだまだ成長段階です。

その為、成長に合わせた固さ、量、形態である必要があるのです

2歳の赤ちゃん~精神的な成長~

2歳頃になると、1歳から強まってくる自己意識がさらに強くなってきます。

自己主張がどんどん強くなり、反抗期と呼ばれる時期に突入します

この時期は、パパママにとっても精神的や、肉体的にも一苦労する時期なのではないでしょうか。

自己主張が強くなることから、好き嫌いが始まってくることもあります。

個人差はもちろんありますが、一般的にこの頃はイヤイヤと何かとスムーズにいかないことが多く、多くのパパママが悩んでいるのが現状です。

誰にでもあることだと、大きな気持ちをもって、成長して自己主張ができるようになったんだなあ~
と広い気持ちで見守っていく方が、楽しく育児ができるかもしれませんよ。

また、栄養面に関してはミネラルが気持ちを落ち着かせてくれる効果もあるといわれています。

食事が精神面にも影響を与えるということも、頭にいれておきましょう。


生活リズムを意識しよう

管理栄養士ママ管理栄養士ママ

まずは、食事がうまくいかない要因にはいろんなことが考えられるけど、ひとまず「食事環境」を整えるよう意識することが大切だね~


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

「食事環境」・・・ですか?


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

うん!
たとえば、食事のタイミングなどを一定にして生活リズムを整えることや、
食べている最中に意識が逸れないように、近くにおもちゃを置かないとか
そんな簡単なことで良いんだよ~


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

なるほど~

遊びと食事にメリハリを意識しよう

自己意識が目覚めて、好きなこと嫌いなことも少しずつ出てくる時期・・・

食事の時間になってもまだまだ遊びた~い!
だなんてこともしばしば出てきますよね。

それによって、食事の時間がずれてしまうことも・・・

それが続かないように、パパママは食事の時間の前には余裕をもって、子どもが食事に切り替えられるように、準備をしていきましょう。

食事の時間には、いつも遊んでいる遊び場や、おもちゃなどが目に入らないようにしたり食事に集中できるような環境を事前につくっておく必要もあります

遊ぶ時間と、食事の時間にメリハリをつけられるようにしましょう。

遊び食べに一苦労・・・でも大丈夫!

心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

あと~
甥っ子は、結構「遊び食べ」しちゃうらしいんですよね~


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

あぁ~
それは確かに親は気になるよね~
けど、そこまで神経質にならなくても良いんだよ~


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

えっ!?
そうなんですか?


1歳頃から、自分で食べたがり、食器に手を伸ばしたり、スプーンやフォークにいたずらをしたり、食事の時間が慌ただしくなってきますよね。

2歳頃になるとさらに慌ただしくなったり、遊びながら食べ始めて食事の時間が長くなったり・・・
でもそれらは食に興味を持ち始めた結果で、すべてが悪いことではありません。

ただ、遊び食べは癖にならないように、改善したいですよね。

ですが、遊び食べは一過性のものと言われていて、自分で上手に食べることができる様になる3歳以降では落ち着いてくるとも言われています

焦らず直そうとしないで、何で遊んでしまうのか理由を考え、少しずつ改善していければいいんです。

子どもとの食事の時間をパパママが楽しむことで、自然に子どもも食べることに楽しみをもてたり、きっかけは些細なことだったりもします。

遊び食べが減るように、自分で食べられるような食事の出し方にしてみたり
(手づかみ食べができる様なメニューを毎食に取り入れたり、
好きな食材を使用してメニューを作ったり子どもが興味を持てるような工夫も取り入れてみましょう)、
変化をつけた食事を意識してみましょう。

実際にどんなごはんを作ればいいの?

管理栄養士ママ管理栄養士ママ

あとは食べる量だね~
これは、まぁ親が子どもの食べる量を決めているうちは、
大体親の判断になってしまうから難しいよね~


心配しょう子ちゃん心配しょう子ちゃん

食べる分だけあげるイメージなので、食べる子だと食べさせ過ぎが不安ですし、
食べない子だと栄養不足が心配になっちゃいますね(-_-;)


管理栄養士ママ管理栄養士ママ

あ!
でもそれで良いと思うよ!
一応摂取目安はあるけど、そこに全員が当てはまるわけではないから、
しっかり子どもの成長を見てあげて、親が判断することが大切だよ~

1回の食事の目安量

あくまで目安量なので、参考程度に活用しましょう。

絶対にこの量を・・
うちの子こんんなに食べてくれない・・
これ以上いっぱい食べてる!?

など、その子によって食べる量は、異なるのが当たり前

大切なのは、子どもが「しっかり成長できているか」です。

栄養が足りなくて、体重が増えなかったり、食べさせすぎて体重が増えすぎたり、子どもがどんなふうに成長しているか、しっかり見てあげましょう。

いっぱい食べるのに、体重が増えていない・・

良く噛んで食べていますか?
丸飲みしちゃっていませんか?

一番大切なのは、子どもをしっかり観察、見てあげることです。

そして一緒に食べて、食べることを楽しみましょう。

  食品1~2歳
1回あたり
の目安量
第1群肉・魚類30g
30g
豆腐(絹ごし豆腐として)20g
第2群牛乳・乳製品(牛乳として)200g
第3群緑黄色野菜100g
第4群その他の野菜・果物200g
第5群穀類170g
いも類40g
菓子類10g
砂糖5g
第6群油脂(種実類を含む)5g

(参考書籍:子どもの食と栄養 第5版 健康と食べることの基本)

1日に必要なカロリーと栄養素

2歳頃に必要と言われているエネルギーは男の子で950kcal女の子で900kcal程度が目安になります。

体重1kg当たりのエネルギー量でいうと、大人と比べて2~3倍もの量が必要になります

それ程、幼児期にエネルギーが必要だということです。

エネルギー以外にも、成長に必要なたんぱく質、不足しがちなビタミン・ミネラル(特にカルシウムや鉄)を摂取する事も大切です。

食事の目安量を参考にしながら、必要な栄養についても知識を広めてみましょう。

ですが栄養を摂るために、どんな栄養素がどのくらい必要なの?!
それをしっかり守らなきゃ!

と、細かく考えすぎる必要はありません。

もちろん食事から栄養を摂取していく上で大切なことではありますが、子どもによって一度に食べられる量は異なります。

まず、この時期に必要な栄養がどんなものなのか、どんな食品に含まれているのかを知り、意識してみましょう

脳筋パパの今回のまとめ

脳筋パパ脳筋パパ

どうっだたかなぁ~


脳筋パパ脳筋パパ

2歳頃になるとより「自分ひとりでやりたい!」って気持ちが強くなってくるよね~


脳筋パパ脳筋パパ

ということは、どんどん自分でできることを増やしてあげて、できるようになったらしっかり褒めてあげて・・・
そういったことの繰り返して、しっかり成長をサポートしてあげることが重要なんじゃないかな~


脳筋パパ脳筋パパ

最後までお話に付き合ってくれてありがとう!またね~!