

管ママさ~ん

心配ちゃん!久しぶり~!
あれっ!今、何カ月になるんだっけ?

もうすぐ8ヵ月ですよ~
あぁ~ 初めての出産ドキドキします~
あぁ~ 考えただけで“動悸”がしてきました~

えぇ~ 大丈夫!?
心配し過ぎだよ~

いやいや~
でも~ あぁ~
ふらふらしてきました~

ちょっと!心配ちゃーん!!
危ないよ!しっかり掴まって!
目次
“鉄”は女性にとって大切な栄養素

う、う~ん・・・

心配ちゃん!大丈夫?

あ~ はい・・・
最近目まいが酷くて、妊娠前ももともと貧血気味だったんですけど、
最近は悪化している気がします~

あっ! もしかして相談したいことってそのことだった?

そうなんです~
“鉄”は”ミネラル”のひとつ!
ミネラルって言葉はよく聞きますが、ではミネラルっていったいどんなものか分かりますか?
ミネラルとは、私たちのからだを正常に機能するために、必要とする栄養素です。
酵素の働きを助けてくれるミネラル、そんなミネラルの一つが鉄です。
鉄は、ミネラルのうちの微量ミネラルにあたります。
その名の通り、私たちのからだに必要な量が少なく、多いミネラルは多量ミネラルと呼ばれています。
ミネラルは、私たちのからだに必要不可欠で、最近の研究では、ミネラルはからだだけではなく、こころにも影響を与えることが分かってきました。
ミネラルはからだとこころを元気にする栄養素なのです。
“鉄”のはたらき
鉄のはたらきとして以下のものがあります。
- 血液をつくる
- 細胞に酸素を運ぶ
- 貧血を予防する
- 成長をサポートする
- 脳の神経にも作用
- 疲労回復にも など
女性は貧血になりやすい!?
日本人女性の4人に1人が貧血であるといわれているくらい、貧血には多くの女性が悩まされています。
ではなぜ、女性に貧血が多いのでしょう。
それはもちろん、毎月訪れる月経が大きく影響しているのです。
私たちのからだに存在する鉄は、血液に流れ全身に酸素を送り届けている鉄「ヘモグロビン」と、貯えられている貯蔵鉄「フェリチン」に分けられます。
月経により、毎月出血しからだの外へ鉄が出て行ってしまっているんですから、当然といえば当然ですよね。
でも、だからと言って黙って貧血になってもいられません!
まず、自分に鉄が足りていないかもしれない・・・
鉄を摂らなきゃいけないのかという意識を持つことが大切です。
鉄不足により起こるからだへの影響
鉄が不足してしまうことで、貧血以外にも以下の様な症状が現れることがあります。
- 疲労が取れにくい
- 頭痛がする
- 動悸がする
- 肩こり
- 冷え性
- 便秘
- 食欲不振
- 立ちくらみやめまい など

やっぱり貧血気味なのかな~(;´Д`)
妊活中に鉄の摂取は欠かせない!

心配ちゃんは、妊娠前から貧血気味だったんだよね?
お母さんの鉄分量は生まれてくる赤ちゃんにも影響しやすいから、注意が必要だね!
(あっ!ヤバい!余計なこと言ったかも(;´Д`))

えぇぇぇ~! そうなんですか!?
どうしよう!
わたしが貧血のせいで産まれてくる赤ちゃんが貧血になってしまうなんて!!!

大丈夫だよ!!しっかり今からでも意識しておこうね!
産前の”鉄”が生まれてくる赤ちゃんにも影響する
実は、生まれてきた赤ちゃんとそのママの鉄分量は同じということが分かっているそうです。
よって、妊婦の時にママが摂取し、貯えている鉄が少なければ赤ちゃんでも貧血になってしまう危険もあるということなんです。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、妊娠中の鉄摂取は、とても大事なんです!
妊娠中はなぜ鉄を取らなきゃいけないの?
妊娠中に鉄が必要な理由は他にもあります。
妊娠すると、からだに貯えていた貯蔵鉄が大幅に減少してしまうのです。
血液中を流れるヘモグロビンが減少しても、貯えているフェリチンから補うことはできますが、フェリチンが足りなくなってもからだの中では補うことはできません。
よって、鉄が不足してしまうと、足りない鉄をヘモグロビンが鉄を薄めて補おうとし、めまいや立ちくらみなどの症状が起きてしまうのです。
ちなみに妊娠中は、より多くの鉄摂取が必要になります。
(通常の摂取量+初期で2.5mg、中期末期で15mg、産後授乳期2.5mg)
産後の鉄摂取は次の出産に影響する

心配ちゃん!
産まれてくる赤ちゃんの為にも“鉄”の摂取がとても大切なことはわかったかな~

はい!
どうにか頑張って貧血治します!

うん!頑張ろうね!
実際、出産のときにもいっぱい出血があるから、
産前は貧血じゃなかった人でも出産後に貧血になっちゃう人もいるくらいだからね~

えぇ~!?そうなんですか!?
今ですら貧血気味なのに~
出産を乗り越えられる気がしませ~ん(´;ω;`)ウゥゥ

だ、大丈夫だよっ!だいじょ~ぶ!!
産後は貧血になりやすい!?
産後に貧血になる人もいるくらい、出産は想像しているより多くの出血をしています。
その出血により、今まで貧血ではなかった人が貧血になることも・・・
それには、出産時にどれだけ出血していたかがポイントになります。
母子手帳をみると、自分の出血量が通常程度だったのか、多めだったのか分かるように記録されているはずです。
自分が貧血になる可能性があるのか、まず確認してみましょう。
鉄の多い食事を意識しよう
鉄摂取を意識しても、それを行動に移さなければ意味はありません。
鉄が多く含まれる食品には、お肉(牛もも、牛ひれ、豚ひれ、レバーなど)や、あさり、納豆、切り干し大根、卵黄、かつお、ひじき、煮干しや小松菜などがあります。
また、鉄は摂取するのにポイントがあり、組み合わせによって吸収率が上がったり、逆に下がったりしてしまうので、注意しましょう。
吸収率アップ
・鉄+ビタミンC
・非ヘム鉄(植物性食品)<ヘム鉄(動物性食品)
吸収率ダウン
・鉄+カルシウム
・鉄+リン酸塩
・非ヘム鉄+タンニン
つむつむの今回のまとめ

どうだったかなぁ~

今日は久しぶりにママは心配ちゃんとお茶したみたいだよ!
心配ちゃんは昔から物凄い心配性で、ママも言葉選びに細心の注意を払っていたみたいだね~

お母さんの鉄分量が産まれてくる赤ちゃんにも影響するなんて、なかなか知らないことじゃないかなぁ~
貧血って大人でも大変なことだよね?
赤ちゃんが貧血だとお父さんもお母さんもどう対処すれば良いのか不安になってしまうよね!

だからお母さんは自分のからだのためにも産まれてくる赤ちゃんのためにもしっかり“鉄”を摂って、健康的な食生活を意識してね~

最後までお話を聞いてくれてありがとね~ ばいば~い(^_^)/~